こんにちは、シンジです。
2021年年末から2022年年始に掛けてアフリカへ行き、婚活をしてきました。
この記事では、アフリカ人女性と婚活するに至る経緯から現地での女性との出会いまでを書きたいと思います😊。
プロローグ
よく「人生は20代で決まる」と言われますが、40歳になった今、それは本当にその通りだなと実感しています。
僕の場合、10代後半に高校を出た後に大学進学を目指したのですが、結果失敗して、宅浪を重ねて引きこもり、うつ病になってしまいました。
その後の20代は、大学進学は諦めて抗うつ剤の服用しながら、建築現場で肉体したり、工場で期間工として働いたりしていました。一言で言えば、それは暗黒の20代でした。
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そして、うつ病が完治してあとの30代は、無駄にした20代を取り戻すように、自分の心が燃える場所を探す日々を過ごし、ひょんなことから興味を持ったAIに関わることを仕事にすると決め、37歳でやっと正社員として転職してAIエンジニアとして勤務をスタート。

このように20代の時間は無駄にしてしまい、30代は自分探しに時間を使っていました。それはよく言えば夢追い人、悪く言えばただのフリーターのような状態だったと言えます。
こんな状態だと、収入も低く自分の生活だけで精一杯だったため、なかなか積極的に恋愛したい気持ちにもなれず、これまで女性との恋愛もほとんど経験できていません。
ただ、Facebookのタイムラインに流れる同級生の近況を見ていると、彼らは当然のように結婚して、既に大きくなった子供の子育てを楽しんでいるようで、自分の心の片隅に存在している結婚への憧れは少しずつ大きくなっていきました。
そのような経緯があり、37歳でAIエンジニアとして転職し収入が安定したあとに、「今なら婚活できるのでは?」と思い立ち、国内で婚活を始めてみました。

しかし、アラフォー底辺の婚活に突きつけられた現実は厳しいものとなりました。
まずはペアーズやブライダルネットのようなマッチングアプリを使って女性との出会いを探してみたのですが、そもそもなかなか出会いまで辿りつけません。
一般的に、このようなマッチングアプリでは男性が有料で会員になり、女性にメッセージを送る権利を手に入れて、女性にアタックするようなシステムになっています。
アラフォーで後がない僕は、当然のように有料会員になり、約200名の女性にメッセージを送ってみました。
しかし、そのうちメッセージ交換できたのは10名ほどで、更に実際に会えたのは1名という結果。
そして、小躍りしてその1名に会いに行きました。
会うことができた女性とは初回はお互いの自己紹介をして楽しく会話ができたのですが、2回目に会った時にその女性が「師匠」と呼ぶ人を紹介されて、副業を勧められるという流れになりました。
後日、副業を勧められたことを疑問に思い、その女性に問い合わせてみると、ネズミ講(マルチレベルマーケティング)の勧誘だと分かりました😢。
「マッチングアプリを使ってネズミ講の勧誘するなよ❗こっちは真剣なんだよ~」
こんな風に叫びたい気分です。結局、僕はこの出来事にショックを受け、婚活からは撤退することを選択。
「これ以上、婚活を続けても幸せになれる気がしない」
もちろんアラフォーでも上手く出会いを見つけている人がいることは知っています。聞くところによるとそのような方は、マッチングアプリでの自分の見え方を改善するためにプロのカメラマンにプロフィール写真を撮ってもらったり、婚活のコンサルティングなどを受けて、女性との出会いを増やす努力をしているようです。
だけど、自分はそのような努力をする気にどうしてもなれませんでした。
「無理して着飾った自分ではなく自然体の自分で勝負したい」
元引きこもり特有の頑固さが原因なのか、どうしてもそのように考えていしまいました。
そして、日本での婚活を諦めた時に、ふと思い出していたのは2017年に旅行で訪れたアフリカでの出来事でした。
アフリカでの旅行期間中にはAirbnbを使い現地の女性の家に泊まり、一緒に街を散策したり食事を食べたりするなかで、アフリカ人女性のオープンで積極的な性格に魅了されました。
自分の考えや感情をどんどん表現するアフリカ人女性の積極性を僕はとって心地よく感じたのです。
「結婚相手としてアフリカ人女性もありかも?」
そのような選択が頭をよぎった後の行動は早く、日本での婚活をなかば諦めていたアラフォーの僕は、最後の希望に縋るように、海外のマッチングアプリを利用し始めました。

海外のマッチングアプリはTinder(ティンダー)が有名ですが、これを運営するMatch Groupのホームページを覗いてみると他にも多くの国際結婚を望む人向けのアプリがあることが分かります。
僕もこれらの中からアフリカ人女性が集まっていそうなものを選び、婚活を再開。
プラットホームを変えた効果は大きく、プロフィールを登録した直後から、日本でマッチングアプリを使っていたときとは打って変わって、女性からメッセージが大量に届きました。
このような現象が起こったのは日本人というアフリカ人から見たら先進国にあたる国民への婚活相手としての金銭的メリットや、アプリ内で日本人が欧米人と比べて希少だったからではと理解しています。
また、僕からも気になる女性にはメッセージを送り、相性が良い人とはWhatsAppなどを使って、ビデオを通してお互いの顔を見て話すやりとりを継続しました。

そのようなコミュニケーションを複数人のアフリカ人女性と続けるなかで、特に相性の良さを感じたのがアフリカの東に位置するマダガスカルに住む女性。

彼女は現地の大学に通う大学院生で、最初にビデオ越しに話した時に感じた優しそうな人柄に惹かれました。
そして、このアフリカ人彼女とやりとりを継続する中で、いつしか「この子に直接会ってみたい❗」と思うようになっていったのです。
これが2022年秋頃の出来事です。
人生をかけた旅
いつまでもオンラインでのビデオ越しのコミュニケーションが続く保証はありません。
どこかのタイミングで直接会わないとお互いの熱が冷めてしてしまうのが容易に予想できます。そのため、できるだけ早く直接会う機会を作りたいと考えるようになりました。
続いて、どうやってそれを実現するかの検討すると、それの実現の前にコロナの流行と有給取得の2つが壁となって立ちふさがっていることが分かりました。
まずは、マダガスカル入国に対するコロナの影響ですが、2022年10月ごろは、マダガスカルはコロナの影響で国境が閉鎖されていたため、観光客向けのビザの発行も停止されている状態。
しかし、欧米でデルタ株が収縮傾向にあった11月になって、国境が解放されビザの発行も再開。これで、マダガスカル入国自体は可能になりました。
次は会社での有給取得です。僕は今、AI系のSIerにAIエンジニアとして勤務していますが、他の企業と同様に、有給取得を組み合わせて長期間休みを取れる時期は1年の中で年末年始とゴールデンウィーク、お盆に限れられます。
SIerとは
エスアイアーと読む。System Integrator(システムインテグレーター)の略。
「システム開発や運用などを請け負う事業またはサービス」を指す言葉で、顧客(クライアント)の要望に応じて、ソフトウェアの設計や運用、コンサルティングに至るまで様々な仕事を請け負う業種を指す
参考サイト:SIer(エスアイヤー)とは?基礎知識から仕事内容まで詳しく紹介
加えて、SIerは顧客を中心に動く業種であり、一度顧客と契約したプロジェクトにエンジニアとして割り当てられると、自分の希望通りに有給を取得することは難しい事情があります。
2021年年末から2022年年始に掛けての僕は、たまたま特定のプロジェクトに割り当てられていない状況であり、有給を取得するのには絶好のタイミングです。
「どうしても今このタイミングで彼女に会いたい~」
このタイミングを逃すと、次にいつアフリカに旅できるぐらいの長期間休みを取れるかは未知になってしまいます。
また、有給の申請をする2021年12月のタイミングでオミクロン株が流行し始めたため、海外への渡航を理由に有給を申請すると、申請が却下される可能性が高いと判断しました。
そのため結局アフリカに行くことは伝えずに申請すること….(➡︎関係者の方この投稿を見ていたらお許しください)
これら以外にも、コロナ禍ということで航空券がとても高かったり、PCRテストを出国前から帰国にかけて5回も受ける必要があったり(一度でもテストが陽性になっていたら出国や帰国ができなくなっていた…、帰国できない場合は最悪のケース、会社をクビになる可能性もあり)、複数のリスクを抱えての旅となりました🥲。

ただ、自分の中には複数のリスクを抱えてでも、それでもアフリカ人彼女に会いたいという気持ちが強く、この旅を決行することを決断するに至りました。
「人生をかけてでもアフリカ人彼女に会いたい❗」
アフリカ彼女との婚活旅
2021年年末。様々な準備を得て、遂にアフリカのマダガスカルに入国。


そして、アフリカ人彼女とマダガスカルの首都アンタナナリボの中心部に位置するホテルの部屋で初対面を果たしました。
彼女はビデオ越しに話した時に感じた印象と大きく変わらない優しそうな人柄の女性でした。

今回の旅程では、彼女と一緒に過ごせる時間が7日間あったので、ホテルでの初対面のあとは、二人でマダガスカル国内への旅行したり、彼女の家族と食事をしたりして濃い時間を過ごしました。


このアフリカ人彼女と過ごす時間はなかなかドキドキするものとなりました。
というのも、僕はアラフォーではありますが、これまで女性とのお付き合いもほとんどしてこなかっため、女性と二人で旅行に行くこと自体が人生で初めての経験だったからです。
また、二人がコミュニケーションを取れる共通言語は英語しかなく、更にお互いの英語の能力が高くないため、スムーズな意思相通が難しいというストレスがかかる展開も待ち受けていました。
これに対しては、Google翻訳のような翻訳アプリを使って解決を測りましたが、結局最後まで完全には解決できず…。
このように、このマダガスカル国内の旅では色々とあたふたしてしまうことも多かったのですが、面と向かって会って一緒に時間を過ごし、二人で沢山笑ったり、時にはケンカしたりして、お互いの理解を深められた気がします。
そして、最終日に再会を約束して、日本への帰路につきました。

2022年の年明け、アフリカでの婚活を終えた僕は日本への帰路についたのでした。
今後、今回会ったアフリカ人彼女と結婚にまで至るのかどうかという未来に関してはまだ確かなことは言えませんが、日本とアフリカという遠距離でコミュニケーションは継続していこうと思っています😊。
エピローグ
プロローグにも書いたように「人生は20代で決まる」と言われており、20代に頑張らなかった自分のような人間がアラフォーになって婚活しても出会いを作るのが厳しいのが現実です。
しかし、一度レールから外れた人間だって結婚して幸せな人生を歩める道が探せば見つかるはずと信じています。
人生の選択肢は想像しているよりもずっと多いのではないでしょうか?
今回の婚活旅でその選択に少し手が届いたのだと思っています。
そしてこれからも「人生は20代で決まる」という定説に贖う行動を続けていきたいです。
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