どうも~、IoT探検家のシンジです。
今日はラズパイの初期設定にチャレンジしてみました〜。
ラズパイとはRaspberry Pi(ラズベリー パイ)が正式名称のコンピュータです。もとはイギリスのラズベリーパイ財団によって教育期間向けの安価なコンピュータとして開発されたもので、今ではIoTの試作機を作るときによく使われているようです。
またCPUやメモリの違いによって数種類のラズパイが販売されていますが、今回僕が用意したのはRaspberry Pi 4モデルBという比較的新しいモデルになります。

それではラズパイの初期設定をやっていきましょう。
まずはGoogleで「ラズパイ 初期設定」で検索をするところからスタート。ラズパイの公式サイトは英語なので、日本語で書かれたサイトを探し、幾つかの記事を読んで、初期設定のやり方の大枠を理解しました。(参考にした記事:Raspberry Pi 4の初期設定2020年版)
全体の流れ
初期設定でやること
1)パソコンにRaspberry Pi Imagerをダウンロード
2)OSを書き込むmicroSDカードをフォーマット(初期化)
3)OS(Raspbian)をmicroSDカードへ書き込み
4)ラズパイを起動
用意したもの
次にラズパイ本体以外に初期設定に必要なものを用意します。ラズパイ本体にはキーボードやモニターは付いていないので、それらを別途用意する必要があります。
ラズパイ本体以外で用意したもの
・パソコン(WindowsまたはMac)
・モニター
・キーボードとマウス
・microSDカード
・HDMIケーブル(microHDMI→HDMI)
・USB-C接続の電源アダプター
パソコンは今回の初期設定でのみ使うもので、それ以外のものはラズパイを使っていく限りずっと使うものになります。また、ラズパイとモニターをつなぐために使うHDMIケーブルはmicroHDMIとHDMIの組み合わせの珍しいものなので間違って購入しないように注意が必要です。



1)パソコンにRaspberry Pi Imagerをダウンロード
Raspberry Pi Imagerとはラズパイの公式サイトが用意するラズパイ用のOSの書き込みソフトで、これをパソコンにダウンロードします。WindowsのパソコンにもMacのパソコンにも対応しています。
2)OSを書き込むmicroSDカードをフォーマット(初期化)
続いてmicroSDカードのフォーマット(初期化)です。聞き慣れない言葉だったので調べてみると、「microSDカードは利用前に必ずフォーマットという初期化作業をして一旦完全にデータを消してmicroSDカードを綺麗な状態にし、Raspberry Piで使える形のファイルシステムに直す」行為のことようです。(参考にした記事:Raspberry Pi(ラズベリーパイ)で32GB以上のmicroSDを利用する場合の注意点)
また、 一般的には32GB以下のSDカードに採用されているFAT32と32GB以上のSDカードに採用されているexFATの2種類のファイルシステムがあるのですが、ラズパイで使えるファイルシステムはFAT32のみとのことで、もし32GB以上のSDカードを使う場合はファイルシステムをexFATからFAT32に変更しないといけません。
僕の場合、128GBのmicroSDカードを購入していたため、この面倒くさい作業をやる必要がありました。(32GB以下のSDカードであればRaspberry Pi Imagerでフォーマットできます。)
そしてこのexFATからFAT32に変更するフォーマットの作業はWindowsやMacのOSが入ったパソコンでやります。以下、Macでのやり方です。(Windowsで変更する場合はこちらの記事を参考にしてみてください)

ターミナルという、コンピュータにプログラムで指示を行うためのツールを立ち上げて、まずは以下のコマンドを入力。
diskutil list
このコマンドでSDカードに付いているdisk番号を調べます。
sudo diskutil eraseDisk FAT32 rpi3 /dev/disk2
このコマンドでFAT32へのファイルシステムのフォーマットが完了です。(このコマンドはSDカードに付いているdisk番号が2の場合)
やっとSDカードをフォーマット(初期化)が終わりました~。ここだけで1時間ほど使ってしまった。
3)OS(Raspbian)をmicroSDカードへ書き込み
ここからは簡単です。1)で用意したRaspberry Pi ImagerにOSを書き込んでいきます。選択できるOSは数種類ありますが、今回は公式がリコメンドしている「Raspberry Pi OS (32bit)」通称ラズビアンを選択して書き込みました。次に、書き込みが終わったらmicroSDカードをパソコンから抜いて、ラズパイに差し込みます。
4)ラズパイの起動
いよいよラズパイを起動させましょう。microSDカードが差し込まれたラズパイに、モニターとキーボードとマウス(僕はマウスは持っていないのでトラックパッドを代わりに使いました)とUSB-C接続の電源アダプターの4つをつないでいきます。

ここで注意したいのは電源アダプターはラズパイに最後につなぐことで、モニターやキーボードをより前につなぐとラズパイが起動されないです〜。
そして、電源アダプターを接続すると画面に「Welcome to the Raspberry Pi Desktop !」が表示され、ラズパイが起動されました!やりました!

これからラズパイでIoTの実験をやっていくのが楽しみです😁
振り返り
最後に今回のラズパイの初期設定の振り返りです。
振り返り
・ラズパイとモニターをつなぐHDMIケーブルは珍しい形式なので要注意
・32GB以上のSDカードを使う場合はフォーマットが面倒なので、拘りがなければ32GB以下のSDカードにしたほうが設定が楽
・初期設定にかかった時間は90分ほどでした〜慣れれば30分ほどでできそうです
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