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未来食堂の小林せかいさんから学ぶ「自分をさらけ出す力」

こんにちは。

このブログは20代にひきこもっていた僕が事業家として実績を残すまでに日々思ったこと考えたことを公開する日記です。




今回は最近読んだ中で最も良かった本、小林せかい著「やりたいことがある人は未来食堂に来てください 」の紹介をします。


小林 せかい(こばやし せかい)
Sekai Kobayashi
未来食堂」店主
東京工業大学理学部数学科卒業。日本IBM、クックパッドで6年半エンジニアとして勤めたのち、1年4カ月の修業期間を経て、2015年9月、東京都千代田区一ツ橋に、カウンター12席の「未来食堂」を開業。メニューは日替わり1種のみ、着席3秒で食事ができる、決算や事業書を公開、「ただめし」「まかない」「さしいれ」「あつらえ」などユニークで超合理的な仕組みを考え、飲食業に新風を吹き込む。こういった活動が評価され「日経WOMAN」ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017を受賞 ~東洋経済オンラインより引用~

未来食堂には、1度お店に来た人なら誰でも50分のお手伝いで1食無料になる「まかない」という仕組みがあって、飲食店開業を目指す方、NPO主宰者、起業を考える方、学生の方など、さまざまな方が「まかない」に訪れており、この本のタイトルの由来にもなっている。

僕自身もアフリカでの飲食業に興味があった昨年2016年の10月から12月にかけ、4回ほど未来食堂で「まかない」として働いた経験がある。(お会いして喋ったことがあるので、ここでは”せかいさん”と呼ばせていただく)

#未来食堂 先月から今月にかけて3回、神保町にある「未来食堂」に通った。1度目はお客として、2回目3回目は”まかない”として。 未来食堂はオーナーのせかいさんのエンジニアとしての経歴や”あつらえ”や”まかない”などのユニークなシステムがあって注目されている。 一般的に日本では若い女性は優遇され、多くの人に応援してもらえるから、事業は起こしやすいけど、せかいさんはそういうのとは全然違うところにいると感じた。 たぶんだけど、数年に渡って自分自身との対話を積み重ねた上での深い思考を持っているんだろう。 そうでなければ、こんなにも強度とオリジナリティがあるサービスを作れるわけがない。 あと、あまり宣伝されていないように感じるけど、単純に料理が美味しいです。オススメ!

Shinji Kawabataさん(@01shinji)がシェアした投稿 –


そして「まかない」を経験して約1年経た今、僕は新サービスを立ち上げている最中。

この本は新しいことを始める人に向けて、それをスタートして継続していく過程で必要な思考と実行方法が、せかいさんの経験をもとに書かれており、今の自分にピッタリな本だ。

少し目次を紹介すると

·「自分がやりたいこと」を深掘りする

·絵を描く-明確に絵が描ければ完成したも同然

·即断する-判断の軸を決めて決断スピードを上げる

·PDCAを最速で回す

·“当たり前”よりも”効率性”を優先する

·やる量ではなく時間を決める

·学習-徹底的に既存を学ぶ

具体的で実践的な内容ばかりである。

神田の未来食堂の店頭で本を購入すると、購入特典として1食無料券(1食500円)をもらえるのでお買い得です。

神田の未来食堂の店頭で本を購入すると、購入特典として1食無料券(1食500円)をもらえるのでお買い得です。

僕は特にせかいさんの発信する力の強さとそれへの考えに影響を受けました。

公表-「やる」と「見せる」は常にセット

未来食堂のオープンは2015年9月だが、せかいさんは前職を辞め飲食店での修行を始めた、その1年4ヶ月前の2014年5月からブログ「未来食堂日記(飲食店開業日記)」を開始。

そこから未来食堂への思いや飲食店での修行の様子を発信し続け、未来食堂のオープンの時点で1日1300PVを記録していました。(僕のブログの書き始めと結びは「未来食堂日記(飲食店開業日記)」を真似ています)

せかいさんは新しいことを始める時、能力的に低くても頑張っていることを隠さず伝えることが大切だと言います。

「完成したら公表しよう」では人の心は動かない。

完成してからの過程をいくら公表しても、人は心を動かされません。
既にスーパーマンになったヒーローがいくら奮闘しても、遅いのです。

ある意味、やりたいことに対して現時点であなたの能力がほとんどないならば、それは非常にチャンスです。

弱ければ弱いほど、強くなる余力があるということ。
”今能力がない”という状態は、実はとてもラッキーなことなのです!

また公表することのメリットとして応援してくれる人が見つかることをあげています。

滑稽で弱い自分の奮闘ぶりを真摯に伝える。ただそれだけで、多くの人が自分を応援してくれるファンに変わるのです。

応援してくれる人がいると、孤独に行動するよりもモチベーションが持続できますし、あなたのサービスのファンにもなってくれます。

僕も今は、事業家としてダメダメだけど成長していく自分をさらけ出すしかない、むしろここにしかチャンスは見いだせないという思いから発信をしています。

そしてさらけ出し公表する方法は大きく分けて2種類。

1つはネット上でブログやSNSを使って発信する方法、もう1つはリアルの世界で実際に人と会って直接伝える方法。

新サービスの運営で両方の方法で発信していて感じているのは、リアルの世界での発信は反応がダイレクトに返ってくるので恥を掻きやすいですが、そのぶん学びも大きいということ。

一方、ネット上での発信は今のところ反応がほぼありませんが、時間差で不特定多数の遠くの方にまで伝えることができる可能性があることがメリットだと思います。

そしてこれは重要なことですが、ただ単に頑張っているアピールするだけではダメだとせかいさんは主張。

「自分がやりたいのは✖✖✖✖なんだ!頑張るぞ!」このたぐいの、頑張る意思を表示する”だけ”の文章は、残念ながら個人的には、誰の心も動かさないと思います。
なぜならば、頑張る頑張ると言っているだけで、具体的に何をしたかが分からないから。

人は、その人の思いだけではなく、それによる結果が目に見えることで心を動かされます。
うまく前に進んでいない時は、つい、思いだけを文章に記しがちです。
でもそこはぐっと我慢して、きちんと結果をペアにして思いを伝えていきましょう。

これは自分も思い当たる節があります。

特に新しいことをスタートさせる前やスタートさせた直後によくやりがち。

しかし自分自身が他人に興味を持つきっかけになるのは、その人が出した何かしらの結果ありきなのが事実。(特に仕事関係の人間関係においては)

他人に対してそうなのに、何故か自分に対しては心意気だけでの評価を求めてしまう。

これでは解がないところで解を探すことになってしまい、堂々巡りです。

結局のところ、人が興味があるのはその人が出した結果だけなのでしょう。(僕がせかいさんに興味を持ったのも、未来食堂が運営が軌道に乗り、メディアに紹介されたから)

そうである以上、結果を出すためにやるべきことを粛々とやり、結果や成果が上がった段階で初めて発信したほうがいい。

僕も淡々と発信していきます。

この本には更に、具体的な文章の書き方や公表する価値がある情報の中身、さらけ出した先に注目されることによるメリットとデメリットも書かれており、こちらも必読。

ご覧いただきありがとうございました。いつか、お会いしましょう。

運営者

川端伸治

20代引きこもり→30歳目覚め→ネットショップ運営,失敗→アフリカ→(今ここ)シェアリングサービス運営 [藤沢市在住,豊橋出身,82/1生]
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